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野菜農家の木下さんの所へ

2018-2-13

1月の末、私たちのカフェにお野菜を届けてくれている木下さんの畑へシェフ二人と宮地で

研修に行ってきました。

今年は例年にないくらい寒くなって山は雪で真っ白。暖かい九州に暮らす身としては、

あまり味わうことのない寒さ。そんな中、畑しごとをお手伝いに行く。ということで

若干寒さに耐えられるかドキドキしつつ、木下さんの畑へ。

すると、今回畑しごとをする所は大和町にあるハウスでした。(ほっ)

畑に到着して出迎えてくれたのは、木下さん、奥様の純子さん、息子の佳風くん。

いつもお店にお野菜を届けてくださっているので、顔見知りではあるけれど、挨拶くらいしか交わさないので

改めて自己紹介から。と話し始めると、木下さんのこれまでの経歴や、シェフが普段どんな風に野菜を

使っているかなど、、、話が盛り上がります。

お互いに聞きたい事や伝えたい事が次から次へと。

話もしつつ、畑しごとのお手伝いもスタート

 

ラディッシュ、小松菜、などいつもお店で使っている野菜の種を植えるお手伝い。

今日植えたのもお店に届くんだねぇと言いながら、木下さんに教えてもらいひたすら植えていきます。

シェフ松尾とシェフ百島。ひたすらに種を植えていきます。

地面にかがんで種をひとつひとつ土に植えていき、また立ってちょこっと移動してまたかがんで種を植え

の繰り返し。動きは派手ではありませんが、じわじわしっかりときつい。。。

種を植えるだけで大変でしたが、お野菜が私たちの所まで届くには、土を作って、それを耕して、

種を植えて、水をあげて、草を取って、収穫して、洗って、袋に詰めて、配達して、、、、

畑しごとは大変だと、頭ではわかっているけれど、実際やってみるとやっぱり

「頭でわかっているのと、実感するのではやっぱり全然ちがうねぇ。ありがたみがより増すねぇ。」と

話しつつ、こうやって木下さんがお野菜を作ってくれるから、もっと言うなら一品の料理が出来るには

沢山の食材が必要で、それら一つ一つは誰かがどこかで作ってくれているから使うことが出来ている。

いつも近くで木下さんが作ってくれている美味しいお野菜を使ってごはんを作って提供が出来ている事が

どんなにすごいことで、嬉しい事かを改めて感じました。

 

 

ジャガイモも掘りました。やわらかい土を手で掘るのがすごい気持ちよくて楽しかったなぁ。

そして、土の中からゴロゴロっとジャガイモ達を発見した時の嬉しさ。宝探し感ありました。

シェフの二人は一心不乱に掘りつつ、「肉じゃがだねぇ」とか「じゃがバターもいいですねぇ」

「あ、ポテトサラダもよくない?」

とジャガイモの料理トークに盛り上がってました。

 

種植えと、ジャガイモ掘りを手伝って、大変ではあるけど、土は踏むのも触るのも気持ちよかったし、

体を動かして、汗をかいて、体もとっても気持ちよかったです。大変だけど、楽しい。

 

 

そして畑しごとのお手伝いを終え、木下さんのお家と畑があるまだ雪が残る富士町へ。

富士町の畑の方はまだまだ雪が積もっていて、山はぐっと気温も低かったです。

山の畑はイノシシの被害が多いそうで、イノシシを捕まえる罠を仕掛ける所を見せてもらいました。

罠は餌が入っている檻にイノシシが入ると扉が閉まる仕組みになっていました。

イノシシは捕まると檻の中で暴れて最後は息絶えるそうです。

話を聞いているとかわいそうだなぁとも思ってしまう自分もいましたが、

でも、こうしないと生きていけない農家さんたちや、その農家さんたちの頑張りのおかげで野菜が

食べられてる事とか、そもそも、毎日イノシシではないけど、牛や豚や鶏の肉や魚を食べてるよなぁとか。

いろんな事が頭をめぐりました。

毎日当たり前のように、3食食べられるって、すごい事なんだなぁと。

 

そして、畑やイノシシの罠を見せてもらった後、木下さんのお宅へお邪魔して色々お話をする事に。

奥様の純子さんがなんと、きな粉餅と黒豆を用意してくださっていました。

全部すごく美味しいぃ。

純子さんに、「黒豆ってどうやって炊いてますかー?」と聞かれて

豆を炊くのが趣味なシェフ松尾、すかさず「黒豆は前日から砂糖とお水に漬けておいて、、、

浸透圧でなんとかかんとか」と。話が始まりました。

木下さん史を聞いたり、自分たちの事について話したり、

農業の大変さや、楽しさ。山の暮らしについて、食のことについての話。

話は尽きず、あっという間に3時間くらい経っていました。

話の中で「大変ですねぇ」と言うと、「そうですねぇ、大変じゃない、って言ったら嘘になりますねぇ

でも、楽しいですよ。皆さんに使ってもらえるのも、食べてもらえるのも嬉しいですし。

はっはっはっ!」と木下さんの笑う顔や声はとっても眩しい。太陽マン。

そしてとても誠実で、元気で、頑張り屋。

お野菜からもその味がしてきます。本当です。(と私は思っています。)

 

木下さんとそのご家族という、大好きで尊敬できる人が作ってくれたお野菜を使ってごはんを作れること、

それを直接お客様に食べてもらえ、「美味しい」と言ってもらえる事。

作ってくれる人の顔も、食べてくれる人の顔も見る事が出来る事がとても素敵なことだと再確認ができた

研修でした。

そして、木下さんのお野菜で美味しくごはんを作ったり、もっと木下さんのことを皆様に伝えたいし、

美味しいと言ってくださる声ももっと木下さんへ届けなくちゃなぁと思いました。

 

皆様、改めまして私たちのカフェの野菜は全部ではありませんが、木下さんが作って下さっています。

火曜と金曜には販売用のお野菜もあわせて届けてもらっています。

木下さんの野菜を食べに、買いに、ぜひ。

 

 

 木下健一さん(農家)

1970年生まれ、久留米高専や横浜国立大で工学を学ぶが、

数年間の都市生活で佐賀の魅力を再確認1993年、帰佐し実家の農業を継ぐ。

1996年有機農業スタート。2011年に私たちのお店への野菜の配達をしてもらうようになる。

 

 

written by 宮地