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[おうちでカフェレシピ_03]チャイ
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- 2020.05.28

お店を開ける事ができる日まで、おうちでもカフェの味を楽しんでもらえたらなぁと思い、お店のレシピをお届けしていきます!題して「おうちでカフェレシピ」みなさまのおうち時間が楽しいものとなりますように。今回は第3回目。
スパイス好きにはたまらない魅惑のドリンク「チャイ」
そもそもチャイって?
日本でもだいぶなじみ深い飲み物になってきた「チャイ」
日本で「チャイ」と言えば、スパイスとお砂糖を加えて煮出したミルクティーの事を指す事が多いです。
(このレシピの「チャイ」もこれを作っていきます。)
ただ、実は「チャイ」って世界では「お茶」という意味で使われているそうで、ミルクティも日本茶も中国茶もなんでもかんでもを「チャイ」って言うそうです。
そしてその流れからいくとこのレシピで紹介する「チャイ」はインド式のもので「マサラチャイ」が正しい名前のようです。(へー!そうだったのか!不勉強ですみませんー!)
という事でここでお伝えするレシピは正しくは「マサラチャイ」ですが、私たちのお店では長く「チャイ」という名前で親しまれてきているので、ここはあえてそのまま「チャイ」と呼ばせてもらおうと思います。
マサラチャイの起源
マサラチャイの起源は植民地時代のインド。イギリスの植民地だったインドではイギリスのために紅茶を栽培していました。そして上質な紅茶はすべてイギリスへ行ってしまい、粗悪で商品にならない茶葉がインドに残りました。その茶葉はお湯で煮出しただけでは苦くてのめず、それをスパイスやミルク、お砂糖と一緒に煮出して作ったのが始まりと言われています。
そのままでは飲めないものを工夫して美味しくする。そんなたくましい知恵のもと生まれたのが「マサラチャイ」という飲み物でした。
スパイスは香りの魅力はもちろん、薬膳として使われたりもする体にとってもいいもの!
魅惑の香りがなんともたまらないスパイス達。その魅力はもちろんの事、
薬膳として使われる事も多く、様々な効能も持ち合わせていて体にも嬉しいことが多いというなんともいいことだらけ。
今回使う「クローブ」は整腸作用や体を温める作用。「カルダモン」は疲労回復、整腸作用、消化促進。「シナモン」は抗酸化作用、血行改善。などなど。
そんな魅惑のチャイを早速作っていきましょう。
[チャイ]
●材料(2人分)
牛乳…320ml
水…40ml
ジンジャーシロップ…50g
クローブ…4粒
カルダモン4粒
シナモンパウダー…小さじ1/2
紅茶葉…7g
memo
・ジンジャーシロップのレシピは1つ前の記事にあります。ジンジャーシロップを作るのは大変だ。という方はすりおろした生姜とお砂糖を入れたりするのでもよいと思います。(ただ、私たちのお店のチャイの決め手はこのジンジャーシロップにあったりもするわけで…お時間があるのであればぜひ作ってもらえると嬉しいです)
●作り方
①クローブとカルダモンをすりこぎや包丁の腹などでつぶす。(なるべくしっかりつぶした方が香りがよくでます。)


左がクローブ、右がカルダモン、奥がシナモンパウダー

②鍋にお水、茶葉、砕いたクローブ、カルダモンとシナモンパウダーを入れ弱火で1~2分
(お水の量があまり多くないので、小さなお鍋がよいです。割とすぐに沸騰してきます。)

③牛乳とジンジャーシロップを加えて弱火で沸騰するまで煮る。(スパイスの香りがたまらないー!)

④茶こしで濾してカップに注いで出来上がり!
●アイスの作り方

あつあつ出来立てチャイをホーローや金属の容器に入れ、氷水にあて冷ます。(チャイをスプーンでくるくるっと混ぜると早く冷めます)

秋冬っぽいイメージのあるチャイですが、アイスでもとっても美味しく飲め、夏にもオススメです。
おうち時間にぜひ、ゆっくりスパイスの世界を楽しんでみてください。
※「おうちでカフェレシピ」はお店のレシピをおうちで作りやすい材料や分量にすこしアレンジしています。
次回は初めての「ごはん編」「ガパオライス」をお届けしますー!お楽しみに!