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[おうちでカフェレシピ_07]自然の甘み甘酒のさっぱりババロア
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- 2020.06.23

お店を開ける事ができる日まで、おうちでもカフェの味を楽しんでもらえたらなぁと思い、お店のレシピをお届けしていきます!題して「おうちでカフェレシピ」みなさまのおうち時間が楽しいものとなりますように。今回は第7回目。
自然の甘み甘酒のさっぱりババロア
ババロアって何?
「ババロア」ってよく聞きはするけど、どういうものなんだろう。って詳しくは知らない食べ物なのではないかなぁと思います。(私も長年あやふやでした笑)
ババロアはフランス語でバイエルン王国の意味で、19世紀にフランスがバイエルン王国に献上していたお菓子。という説があるみたいです。
牛乳や生クリーム、砂糖などをゼラチンで冷やし固めたものの事をババロアと言うそうです。
ちなみによく混同されがちな「ムース」はフランス語で「泡」という意味で泡立てた卵白や生クリームを自然に固めたものでふんわりしたのが特徴。
つるんとしたのが「ババロア」でふんわりしたのが「ムース」みたいな感じですね。
甘酒とヨーグルトの素晴らしき発酵パワー
今回のババロアの材料には甘酒とヨーグルトを使用します。どちらも発酵食品で、麹菌や乳酸菌などの菌たちのちからで自然のうまみや栄養をたっぷり作り出してくれているすごい食品です。
飲む点滴ともいわれる「甘酒」おなかの調子を整えてくれる「ヨーグルト」どちらにも免疫力を高めたり、美肌効果、疲労回復効果と嬉しい事だらけです。
甘酒について
今回のレシピでは「甘酒」は米こうじとお米のみを使って作られたものを使っています。「甘酒」は大きく2種類あって「米こうじ」から作られるもの「酒粕」から作られるものです。米こうじとお米からつくられるものはアルコール分はないので老若男女安心です。
米こうじの甘酒はお米を米こうじが時間をかけて糖とでんぷんに分解します。甘酒の甘みはそうやって作られているのです。お砂糖入ってないのにお米がこんなに甘くなるのかーと初めて知ったときは驚きました。
このレシピでは甘酒の甘さにさっぱりした酸味のヨーグルトとリッチなコクがある生クリーム、まろやかな豆乳を使って濃厚さや甘み、さっぱり感のバランスをとっています。私たちのカフェでは夏にはよく作ってお出しする定番のひんやりデザートです。ご自宅でもひんやり冷やして食後のデザートや三時のおやつにぜひ
さぁつくっていきましょう

甘酒ババロア
●材料(120mlのプリンカップに6個分)
甘酒(米こうじとお米から作られているもの)…220ml
生クリーム(純乳脂)…100ml
ヨーグルト(無糖)…80g
調整豆乳…80ml
きび砂糖…20g
粉ゼラチン…5g

●作り方
①豆乳ときび砂糖を耐熱のカップに入れ電子レンジ600w1分で温める。レンジから出したらスプーンなどでかき回してきび砂糖を溶かす。きび砂糖が溶けたら、粉ゼラチンを振り入れダマにならないようによく混ぜ溶かす。

②生クリームよく冷やしておいたものをボウルでツノがおじぎするくらいまで泡立てる(生クリームを立てるのは大変ですが、無心にこの作業をするとなんだか個人的には癒されます)
③②の立てた生クリームの中にヨーグルトと甘酒を入れ混ぜ合わせる、混ざったらそこに①も加えムラがないようにしっかり混ぜ合わせる。


④氷水にあて、ゴムベラで混ぜながらババロアの液を冷やしていく。

⑤液の中のゼラチンが冷えてとろみが出てきたら型に流していく

⑥型に流したら、冷蔵庫で3時間ほどおく。(家にあるお気に入りの色々な器たちに入れるのも楽しいところ)

できあがったら、そのままでも、ミントをかざったり、お気に入りのジャムをトッピングしたりしてもよいかなと思います。
ひんやり自然の甘みをお楽しみください。